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2023.06.21 農産トピックス

農家さんに取材にいってみた!vol.2「株式会社ONE GO」様

エフピコチューパの容器・フィルムを使用していただいているユーザー様をご紹介させていただく取材企画!今回は九州地区から「株式会社ONE GO」の築島さん(以下敬称略)にお話をお聞きしてきました!

ONE GO様の看板。いちごのイラストが可愛らしい。

ONE GO様は福岡県久留米市に農場を構え、あまおうを栽培されています。農場の広さは6反!取材に行かせていただき、その大きさに圧倒されました。

株式会社ONE GO(ワンゴー) | あまおうブランド | 福岡県久留米市のいちご狩り、いちごを使った商品・体験価値を提供


=人物紹介=

築島さん

約30年前大手機械メーカーを脱サラし、農業の道に進む。「本当に自分が納得したものを作りたい」という創業時の想いは今も変わらない。「農業は1年に1回だけしか通知表をもらえない、俺はたかだか30回しか改善してないんだよ」自然相手の農業で、どんな状況でも愚直にあまおうと向き合いながら育てた苺にはリピーターも多い。

ONE GO様の畑、その大きさに圧倒される。

─この度は取材をお受けいただきありがとうございます!

早速ですが、築島さんの経歴と苺の栽培をはじめたきっかけを教えてください!

築島:30年前は機械メーカーに勤めていたのだけど、辞めて農業の道に行きました。

というのも、もともと実家が米麦農家で、田んぼが身近にあり、将来は漠然と農業の道に行くんだろうなという気持ちがあって。そこで農業の道に進んだのはいいものの、当時は米と麦ではなかなか食っていけないという感覚があり、ハウス栽培を検討した中で周囲からのアドバイスもあって苺に決めた。

―そうだったのですね。機械メーカーから農業となるとかなりの畑違いかと思います。

築島:メーカーにいたころは工場内にいたのでだいぶ違うね(笑)

あと、機械相手だと外部環境は基本変わらず1度設定を行えば再現性が高いけれど、農業だと暑い年・寒い年・風が強い年と全く同じ気候の年というのはないのでそこも違うところかな。

─環境の変化に合わせて、栽培方法も変えなくてはいけないということですね。

それこそ公式HPなどで記載のあった築島さんの「農業は1年に1回だけしか通知表をもらえない、俺はたかだか30回しか改善してないんだよ」という言葉が表しているように感じます。

築島:30回しか経験できないってことは、1回1回がかなり貴重だよね。しかもその1回1回は環境が違う。今は環境のデータ化もしているけど、やっぱりそれだけが良い苺を作る決め手じゃないね。

─データも活用しながら、細かい変化に気づいて対応する感度が大事ということですね。

ずっとあまおう一筋でしたか?

築島:いや、最初はとよのかを栽培していたね。

10年をとよのかでやって、当時入っていた部会で品種を変えるってタイミングであまおうに切り替えた。

ハウス環境の機械制御等最新技術も柔軟に取り入れている。

─では、苺栽培をを30年続けてこられた築島さんのこだわりの栽培方法などはあるのでしょうか?

築島:これといっては特にないのだけど(笑)

しいて言うなら、夏の間に水を貯めておくってことかな。

そうするとカブトエビが出てきてね、草とり虫ともいうのだけど、雑草を食べてくれる。連作障害も防いでくれて。最近はあまりほかのところでやっているところは見ないな。

─参考になります。

やはり携わってこられた中では苦しかったこともあったのでしょうか。

築島:30年やってきたけど、やっぱり病気に苦しんだこともあったからね。まぁ、慣れが出てくると対策が緩むんだろうね(笑)今はかなりデジタルに管理しているけど、やっぱり微妙な変化に気づくことは大切だね。

─ありがとうございます。次は容器についてお聞きしたいと思います。

いま弊社のいちご容器をお使いいただいているのですが、容器に対してご要望などはありますでしょうか。

築島:ありますね。やっぱり苺は衝撃に弱いから。振動を軽減する容器が欲しいとはずっと思っていました。どうすればいいかというのも検討して、図面までは作ったことがあるのですが、容器の形に実現はしなかったですね(笑)

─そうだったのですか!残念ながら、実現されなかった理由は?

築島:いや、自分の中で考えるだけだったから(笑)図面も元々はエンジニアだったからその知識で書いて。外には出さなかったね。

─容器メーカーとして是非詳しくお話をお伺いしたいです(笑)。いちご容器の課題として我々も衝撃軽減は常々考えているところですから。

赤く育っているあまおう。見るからに美味しそう。

─それでは最後にこれからの農業について教えていただいてもいいですか?

築島:やっぱり跡を継ぐ人がいないというところは大きいよね。人手がいない。収穫作業もそうだし、出荷するときのパック詰めもそうだと思う。人がいない中でどれだけ効率化できるかということを考えないといけない。今は収穫作業の自動化もあるけど、でもまだまだ難しいね。

最近JAが勧めているのが、パッキングセンターを作ってパック詰め作業の1本化。そういうところで効率化を進めることじゃないかな。

まぁでも時代が変われば使うものも変わるし環境も変わるからね。30年間アップデートしてやってきたから、これからもそうするだけだね。まぁ僕はもう半分引退している身のようなものだけど。(笑)

─そう言わずに、5年後も取材をさせてください。 今回はお話を聞かせていただきありがとうございました!

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今回は、福岡県久留米市の農業法人「株式会社ONE GO」様にお話をお伺いしました。

30年試行錯誤を行いより良い苺を作り上げてきた築島さんの姿勢に衝撃を受けました!

引き続き、エフピコチューパは「産地の鮮度を食卓へ」のスローガンのもと、青果物流通に貢献していきたいと思います!

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